《歌舞伎町》誘拐事件にカップル自殺、居場所のない若者 “トー横キッズ” の危険な実態
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いじめや自殺は、私たち人類がいまだに克服できていない深刻な課題です。学校や家庭、職場などあらゆる場面で起こり得るこの問題は、被害者だけでなく周囲の人々、そして社会全体に長く重い影を落とします。残念ながら、「こんなに多いのか」と驚かざるを得ないほど、いじめや自殺の件数は後を絶ちません。それは、人類がまだ十分に成熟していないことの証かもしれません。しかし、ここで立ち止まるのではなく、未来へ向けて「どうすれば減らせるのか」「どうすれば防げるのか」を共に考え続けることが必要です。 「希望への対話」という名称には、絶望を語るのではなく、希望を育む対話を重ねる姿勢が込められています。いじめや孤立に苦しむ人々に寄り添い、小さな声を聞き逃さず、支援の輪を広げていく。その積み重ねが社会の風土を変え、誰もが安心して生きられる未来をつくる力になるのです。副題「―いじめと自殺の連鎖を断ち切るために―」は、決して他人事ではなく、私たち一人ひとりが関わり、共に連鎖を止める担い手であることを示しています。この問題を直視し、語り合うことが、人類がより優しい存在へと成長する第一歩なのです。
国立精神・神経医療センター精神保健研究所の松本俊彦・薬物依存研究部部長(精神科医)は、全国の精神科医療施設で調査。10代の薬物乱用で、市販薬が多用されていることを明らかにした。 「危険ドラッグ規制以来、10代では特に、市販薬の乱用は増えました。(亡くなった2人が)死のうと思って飲んだとすれば、さらにいつもよりも多くの量を飲んだ可能性もありますね」 市販薬のODは、危険性を伴うことを指摘する。 「非合法薬物の成分が微量ですが、入っています。また、ほかの成分によって、肝臓や腎臓の機能が悪くなることも。大麻のODでは死ぬことはないですが、市販薬のODで死ぬことはありえます。さらにエナジードリンクやストロング系のチューハイを飲むことで体調悪化が拍車をかけます」 なんのために市販薬のODするのか。 「臨床経験でいえば、性被害や被虐待経験者が多いです。患者さんたちは『消えたい』『いなくなりたい』『死にたい』を紛らわせるために飲んでいます。日ごろから居場所がない子たちなのです」 家庭や学校に居場所がない若者たち。SNSで知り合った、悩みを抱える同年代の若者たちと友達になるために、トー横に集まっている。コロナ禍でもあり、さらに居場所がないと感じているのだろう。 もちろん、市販薬ODは危険を伴うだろう。ただし、若者たちが、トー横に集まらなくなったとしても、別の場所を探し、市販薬のODをするだけ。ODをしてしまう背景の解決にはつながらない。 こうした状況に、「警察の問題というよりも、福祉の問題です」と松本医師。前出の竹田さんも、「普通に見える子どもたちのSOSに気づいてほしい。大人は正論をかざすが、説教や経験を述べるのではなく、ただ、ひたすら若者たちの声に耳を傾けてほしいのです。悩みがあれば、一緒に解決策を探すことが大切」と、大人に忠告する。 “トー横キッズ”に見られる現状は、大人たちがサインを見逃した結果ともいえるのではないだろうか。 取材・文●渋井哲也(しぶい・てつや)●1969年生まれ。新聞記者を経てフリーに。若者のネット・コミュニケーションや学校問題、自殺などを取材。著書に『ルポ 平成ネット犯罪』(筑摩書房)、『学校が子どもを殺すとき』(論創社)ほか
NPO法人若者メタルサポート協会の相談員、竹田淳子さんは歌舞伎町に集まっている若者について、 「“トー横キッズ”をよく見ます。飲酒をしていたり、女の子同士が話していたり。そこに男の子が声をかけたりしていますね。以前の歌舞伎町なら、グループが集まることはなく、基本的には1人で徘徊したり、集まっても2、3人だったのではないでしょうか。最近はSNSでつながって集まってきている印象です」と話す。 歌舞伎町で徘徊する若者たちはどんなタイプなのか。 「普通の子に見えていても、家族や学校に居場所がなかったりします。例えば、親からの虐待を回避するために居場所を求めてたどり着いたという子たちもいます」 “トー横キッズ”の中で自殺者が出たが、前出のあまみやさんは「警察の事情聴取で、自殺した人たちの原因を聞かれました。最初の2人は家のことでちょっと悩みを抱えていたようです。翌週、同じホテルから男性が飛び降り自殺をしている。3人目はよく知っている10代の子でびっくりしました。死ぬって感じじゃなかったので……」と驚きを隠せない。 最初の2人が飛び降りる直前の様子を知る人がいる。サラさん(10代・仮名)だ。ホテルのエレベーターを待っているときの表情を見た。 「そのとき、2人とは会話はしていないのですが、暗い様子でした。(市販薬の)ODの後だったらしくて、結構目がパキッた(キマった)後のような目をしていました。2人が亡くなったことを知ったときは、ショックで泣き叫びました」 亡くなった男性と思われるアカウントには5月4日、ODをしたと思われる市販薬を映し出した動画がアップされ、《パキるが~!!!!》と投稿されていた。ODを繰り返していたのだろうか。 「(亡くなった2人は)今年の4月から来ており、そこで親しくなり、連絡を取り合っていました。トー横に集まる若者たちの中には、精神的に不安定な若者も多く。そこで、市販薬のODや飲酒をすすめられたりします」(サラさん)
今年5月11日、18歳の専門学校生の男性と14歳の中学生の少女が新宿・歌舞伎町のホテルから飛び降りて、死亡した。少女のものと思われるバッグの中からは遺書らしきメモが見つかっていた。亡くなったのは“トー横キッズ”の2人だ。歌舞伎町の映画館「TOHOシネマズ」横の通り、通称“トー横”に集まってきた若者たちのことで、“トー横界隈”とも呼ばれている。 【写真】亡くなった男性のものと思われるTwitter、飛び降りる数時間前の投稿
亡くなった男性のものと思われるTwitterには、飛び降りる数時間前に《(一緒に亡くなった中学生と)付き合ったカモ~》との投稿がされている。最後の投稿は、約1時間前の《お幸せになるが~!!》というものだ。 自殺した理由の書き込みはなく、はっきりとはしないが、市販薬を映した動画が投稿されている。その市販薬を過量摂取(OD、オーバードーズ)し、意識を朦朧とさせることが一部で流行っているが、同じことが行われていた可能性がある。 ちなみに、5月5日には、岩手県の男(20)がTwitterで知り合ったトー横の少女(13)をビジネスホテルに連れ込み、誘拐の疑いで逮捕される事件も起きた。今年の5月に、自殺と事件が相次いだことで“トー横”の問題が浮き彫りになったのである。 “トー横キッズ”の実質的な“リーダー”は、バーテンダーの男性、あまみやさん(23・仮名)だ。2年ほど前から、若者たちが歌舞伎町周辺で飲んでいたのが始まりだという。 「若い子が多い。昼は中学生もいますよ。多くの子たちは、ここで知り合って友達になって、『また会いたい』から来ているのではないでしょうか。メンツの入れ替わりは激しい。全体では200人くらいが来ていると思いますが、1度に集まっているのは最大で40人くらい。半年に1回しか来ない人もいますし」 SNSで注目を浴びたのは、TwitterやTikTokに投稿している動画だ。トー横周辺で踊ったり、前転や側転を繰り返す内容だったりする。中でも“地雷メイク”はトレンドとなった。 7月某日。トー横で座って、男友達と話していたチャッピーさん(20代・仮名)。「あまみやさんが投稿した動画を見て、“やばいやつがいる”と思って、凸(突撃)したんです」と話す。動画を見て、興味を持ち、トー横にやってきた。 「今は月に2、3度くらい来ています」 出会った友達と立ち話をしていた高校3年生のクズさん(18・仮名)は「Twitterで知り合った友達に会いたいから来ています。ここで友達が増えました。共通する話題がある」と楽しそう。 来春には卒業だが、 「就職も学校から紹介された会社に決まっていますし。きっと、卒業してもまたここに来ると思います」
タレントのビートたけしが7日、キャスターを務めるTBS系「新・情報7days ニュースキャスター」(土曜・午後10時)に生出演した。 番組では、名古屋市の河村たかし市長が東京五輪で金メダルを獲得したソフトボール日本代表・後藤希友の金メダルをかんだことを報じた。 スタジオでたけしは、河村市長について「あいつは、いい加減なヤツでね」とした上で「俺の映画、名古屋でやった時になんだか知らねぇけど、舞台あいさつに来て映画の内容全部しゃべっちゃいやがって」と明かした。 続けて「これから見るやつの一番大事なところで『最後、自殺するんですよ』って言っちゃって。バレバレになっちゃって嫌になっちゃったよ。あのオヤジ」と憤慨していた。
東京都世田谷区内を走行していた小田急小田原線の上り電車内で6日夜、20~50代の乗客が刃物で刺されるなどして重軽傷を負った事件で、警視庁は7日朝、川崎市多摩区西生田4、自称派遣社員、対馬(つしま)悠介容疑者(36)を重傷の女性への殺人未遂容疑で逮捕した。いずれの被害者とも面識はなかった。 【写真】騒然とする小田急の祖師ヶ谷大蔵駅の改札付近 同庁は成城署に捜査本部を設置。対馬容疑者は容疑を認め、「大学時代にサークル活動で女性から見下され、出会い系サイトで知り合った女性ともうまくいかず、勝ち組の女性を殺したいと考えるようになった」と供述している。 捜査本部によると、対馬容疑者は登戸駅(川崎市)から藤沢発新宿行き快速急行(10両編成)の6号車に乗車すると、先頭方向に向かって移動。7号車にいた都内に住む大学生の女性(20)らに切りつけた。 その後、8号車でサラダ油をまいてライターで火をつけようとしたが失敗。電車が緊急停車すると、乗客が非常用コックで開けた9号車のドアから逃走した。午後10時過ぎ、東京都杉並区のコンビニ店に現れて「自分がやった」と店員に話し、捜査員に身柄を確保された。「自転車を盗んで逃げたが疲れた」と説明している。 逮捕容疑は6日午後8時半ごろ、成城学園前―祖師ケ谷大蔵駅間を走行中の電車内で、大学生の女性を殺害しようとしたとしている。女性は背中や胸など7カ所を切られ重傷。警視庁は当初、けがをしたのは9人としていたが、10人(男女各5人)と明らかにした。重傷の女性以外はいずれも軽傷とみられ、うち少なくとも3人が切りつけられた。 対馬容疑者は「誰でもよかったが人を殺せなくて悔しい。でも逃げ惑う姿を見て満足している」とも供述。快速急行の乗客を襲った理由については「途中で乗客が降りられないため逃げ場がなく、大量に殺せるから」と話しており、捜査本部は無差別に乗客を狙ったとみて調べる。 事件後、凶器とみられる牛刀(刃渡り約20センチ)が7号車から見つかった。「(牛刀は)2年前に自殺しようと購入した。だが、自殺は痛そうだからやめた」と説明している。小田急電鉄によると、事件当時、約400人が乗車していた。【最上和喜、鈴木拓也、木原真希】

名古屋市名東区の市立中学1年の女子生徒(当時13歳)が2018年に自殺した問題で、市の再調査委員会がいじめを認定したことを受け、河村たかし市長と鈴木誠二教育長が6日、遺族宅を訪れて、謝罪した。
河村、鈴木両氏は亡くなった斎藤
再調査委は、部活動で他の生徒に練習相手になってもらえないなど、精神的苦痛を受けたことをいじめと認定する一方、「いじめだけが直接の契機とは断定できない」とする報告書を先月30日に公表した。
鈴木氏は謝罪後、「全ての学校を安全で安心な場所にしていかないといけない」と話した。
📊 2025年のデータでは、日本全体の自殺者数は減少し過去最少となりましたが、子どもの 自殺は深刻な増加傾向となっています。 📉 全体の自殺者数は過去最少 👨 男性:13,176人 👩 女性:6,012人 📊 合計:19,188人(前年比 −1,132人) ➡️ ...