ismedia.jp 「コロナ禍で自殺者が増えた」は本当か? データから見えた「意外な事実」(美馬 達哉) @moneygendai

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「コロナ禍で自殺者が増えた」は本当か? データから見えた「意外な事実」(美馬 達哉) @moneygendai

美馬 達哉 立命館大学教授 プロフィール
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「コロナによる死者」をどう数えるか

日本全国での新型コロナによる死亡者数は1万5000人を超えて増大しつつある(2021年8月現在)。

だが、多くの人は、こうした数字が本当に正確なのかとの疑いを感じているようだ。
それには二つの側面がある。

一つは、コロナウイルスの検査を受けずに亡くなった人びとは、その数字から漏れているのではないかとの疑念、もう一つは新型コロナによって間接的に困窮に追い込まれて自殺した人びとも新型コロナによるトータルの被害者数に含めるべきではないかとの疑問だ。

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この二つの疑問に答える一つの方法は、2020年の死者数は「例年の平均と比べてどうなったか?」という公衆衛生学や人口学の考え方――「超過死亡」――である。

おおざっぱに言うと、原因が何であるかを問わず死者数をすべて数え上げて、例年の平均に比べて2020年の死者数が多ければ、それは2020年に特有だった新型コロナの影響(直接か間接かを問わない)かもしれないと推定するわけだ。

いい加減な方法と思われるかもしれないが、実はこれが従来から世界的に使われている。

世界的には、病院で特殊な検査や治療を受けた果てに死亡診断されるのは裕福なエリートの特権であるものの、多くの国で生死をカウントする人口統計はそれなりに正しく記録されているというのがその理由だ。

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