2021年2月2日未明。高校1年生だった15歳の佐藤洋二郎くん(仮名)はひとり自室にこもり、家族に何も告げずに人生を終わらせようとしていた。布製の縄跳びの紐で輪を作り、グリップ部分をカーテンレールに固定。プラスチックの踏み台に上がり輪に首を通し、踏み台から足を外す。

 佐藤くんの全体重がかかったカーテンレールが折れ、体は床に投げ出された——。

(全2回の1回目/後編を読む)