梨県の自殺44%増 1~5月68人、コロナ影響?高まる危機
山梨県の自殺44%増 1~5月68人、コロナ影響?高まる危機
2021年1~5月の山梨県内の自殺者(住所地ベース)が前年同期比21人(44・7%)増の68人と急増し、県が危機感を強めている。新型コロナウイルスの流行長期化に伴う景気悪化や失業率上昇など、暮らしや生活環境の変化が影響しているようだ。【梅田啓祐】 県によると、1~5月の自殺者68人は男性50人(前年同期比16人増)、女性18人(同5人増)。特に20代男性(同9人増)と60代男性(同6人増)で増加が目立った。職業別では「無職」の39人(同14人増)が最多で、「被雇用者・勤め人」20人(同6人増)、「学生・生徒」5人(同5人増)と続いた。 自殺の動機や原因は複合的とされるが、県は新型コロナの流行長期化で、健康上や勤務上の問題などが介在する可能性を指摘する。 コロナ禍の影響を巡っては、既に20年中の自殺者数から懸念が浮上。通年では1977年以来43年ぶりに130人を下回る計129人だったが、月別では1~6月に48人、コロナの影響が長引き始めた7~12月に81人と、下半期に顕著に増加し「例年とは異なる現象」だった。 また、就職活動の失敗から将来を悲観し、うつ状態に陥り、自殺した20代男子学生のケースなどを例示した上で、県の担当者は「うつに至る前の要因をいかに減らすかが重要だ」と指摘。増加の背景には「有名人の自殺に伴う影響もあり得る」とした。 県は自殺対策推進計画に基づき、インターネットの検索サイトなどに、全国共通「こころの健康相談統一ダイヤル」などの相談窓口のほか、自殺予防に関する情報を紹介するホームページへの誘導広告を掲載。「働き盛りの世代はコロナによる就労環境への影響を受けやすく、不安や悩みを抱える人を効果的に相談窓口につなげたい」としている。街頭キャンペーンや普及啓発活動は、コロナ禍で中止や制限される状況が続くが、引き続き学校教職員や県職員への自殺対策研修をする。 同ダイヤル(0570・064・556)は年中無休・24時間体制(平日正午~午後1時を除く)。 ◇相談窓口 ・いのちの電話 0570-783-556=ナビダイヤル。午前10時~午後10時。 0120-783-556=フリーダイヤル。午後4時~同9時。毎月10日は午前8時~11日午前8時、IP電話は03-6634-7830(有料)まで。 ・日本いのちの電話連盟 https://www.inochinodenwa.org/ ・全国のいのちの電話(一覧) https://www.inochinodenwa.org/lifeline.php ・東京自殺防止センター(NPO法人国際ビフレンダーズ) 03-5286-9090=年中無休、午後8時~午前2時半(月曜は午後10時半から、火曜は午後5時から)。
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